新宿5つ星ホテル
東京都新宿区西新宿にある最高級ホテルである。地下駐車場やホテル正面玄関のある地上2階からは、専用エレベーターでフロントのある41階に直行する。さらに上層階にある客室へは、同フロアでも最も奥まった場所に迷路のような経路をたどってフロント・デスク付近から別のエレベーターに乗り継ぐ必要があり、客室階のプライバシーとセキュリティが保たれるつくりなっている。そのためコンパニオンが初めて行く場合、迷うことも多いようである。しかし女性からの人気はすごく開業から現在にいたるまで常にトップクラス。その人気はデリヘル嬢に限らず、国内の多くの芸能人がこのホテル内のジムに通っていいる。またハリウッド映画のロケに使用されたこともあり、ハリウッドスターご用達といわれている。そのため宿泊する利用客の客層もよく、都内のデリヘル店の間でも評判のホテルのようである。
2015年8月1日に発売された、週刊ダイヤモンド誌「プロが選ぶベストホテル」によると、ホテル通33人が選んだ「一生に一度は泊まりたい憧れのホテル」の第一位に「パークハイアット東京」が選ばれている。パークハイアット東京は、1994年創業以来世界中のセレブ達に愛されているハイアット・ホテルズ・アンド・リゾーツの最高級ホテル。2003年の映画「ロスト・イン・トランスレーション」の舞台になったことで人気に火が着いた。主人公ボブを演じるビル・マーレイがウイスキーを片手にニューヨークバーで語らう映画のシーンを見たことがある人も多いであろう。そんな人々を魅了し続けるパークハイアット東京は、他のホテルと何が違うのだろうか。
まず、ホテルが位置する西新宿の新宿パークタワーに降り立った瞬間、他の場所では感じることのできない静寂さを感じる。JR新宿駅の喧騒から少し離れた場所にあり、人口密度が低いからかそう感じるのだろう。新宿パークタワーは東京ガスが所有するビルとして、一流企業が入居するだけあり、広々とした空間に落ち着きと品の良さを感じるのだ。
ホテルは、このうち39階から52階部分に位置している。エレベーターでロビーのある41階まで昇ると、正面には地上の楽園かのような竹林、そして周囲には東京の摩天楼を配下に見下ろすような景色が広がるのを目にするであろう。
客室はスイート・ルーム23室を含めて全177室あり、全て42階以上に位置している。平均でも50平米以上を誇り、シンプルで良くメンテナンスされた良質のインテリアを備えている。また麻や和紙、埋れ木などを随所に用い、さりげない和の温かみを感じる。バスルームは日本的で、ゆったりとした浴槽と独立したシャワーブースを備える。この無駄を省いたクオリティの高さこそが、普段多忙なエグゼクティブやセレブ達に安らぎを与えてくれるのであろう。
レストランは、オールデイダイニングの「ジランドール」、日本料理「梢」、シグネチャーレストラン「ニューヨーク グリル&バー」、自然光を浴びることのできる「ピーク・ラウンジ」など、どこにユニークで開業当初から変わらない安定した人気を誇る。
館内にはこの他1階のデリカッセンや、45階のスパ「クラブオンザ・パーク」、47階のフィットネス施設などで最高級のおもてなしをする。スタッフはスマートかつさりげない気配りをしてくれるプロフェッショナル達ばかりだ。ラグジュアリーを顕示しない謙虚さも人気のひとつなのかもしれない。